私的感想:本/映画

映画や本の感想の個人的備忘録。ネタばれあり。

「トランスフォーマー」

2007-08-19 09:23:32 | 映画(た行)

2007年度作品。アメリカ映画。
遠い過去、惑星からの来訪者たちは地球に侵入し、テクノロジー機械に姿を変え社会に入り込んでいた。ある日、侵略者たちはロボットの形に変形し、人間たちに牙を向いた。
監督は「アルマゲドン」のマイケル・ベイ。
出演は「コンスタンティン」のシャイア・ラブーフ。ミーガン・フォックス ら。


ハリウッドらしい作品である。派手なアクションがあり、安直な恋愛話があり、最後は悪が打ち滅ぼされる。いかにも王道中の王道の展開だ。
そのため映画自体はわかりやすいものになっているのだが、わかりやすいながらも、完全にベタとまではなっていない。三つのラインのストーリーの人物が一堂に会するというような構成を含め、王道ながらもプロットはちゃんと練られているのがよくわかる。
また、トランスフォーマーたちの変形の様子などは合体ロボで遊んだことのある人なら、ツボであろう。変形の過程などは普通にかっこいい。

しかしそういった面を認めつつも、僕はこの映画をうまく楽しむことができなかった。
確かに構成はよく練られているし、かっこいい部分はあるし、アクションも見応えある。しかしストーリーの筋にさほど心を惹かれるものはなく、ああそう、勝手にやってくださいという程度の感想しか湧いてこない。
理由としては、結局のところ、ベタとまではいかないものの、王道の展開に頼りすぎなところが気に食わないからだ。トランスフォーマーたちのアクションシーンは確かに見応えがあるけれど、それ以上に画面がごちゃついて見辛くなっていたのも個人的にはマイナス点である。

早い話、僕好みの作品ではないということだ。こういう作品が好きな人がいるだろうが、僕はその仲間に入ることはできなかった。

評価:★★(満点は★★★★★)


制作者・出演者の関連作品感想:
・シャイア・ラブーフ出演作
 「ボビー」

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